わらびの日誌

Please forget me not, but I'll forget you. So it goes.

エッセイ

愛の精度

たいへん甘ったれた性格をしているので、わたしはすきなものをすきだと言うひとのことがすきだし、わたしのすきなひとたちはみんなすきなものをすきだと言って呼吸をしていてほしい。 魚は変温動物だから人間とおなじような体温はないのだけれど、京都水族館…

ぷらぷら

原付を運転しているおとこのひとのヘルメットのベルトがぷらぷらと揺れているのを見ながら、魂ってからだのどこに入っているのだろうかと考えていた。もちろん、あたまを怪我したら死ぬ確率が上がってしまうからヘルメットをかぶるのだけれど、心臓がとまっ…

夏ははじまる

物が壊れるように世界をつくった神さまは、ちょっと意地悪な気がする。壊れるというのはかたちが変化するということだから、それなら物が永久に壊れずに一定のかたちをとどめているほうが楽だったんでないかとおもえて「物が壊れる 神」なんててきとうなキー…