わらびの日誌

please forget me not, but I'll forget you. so it goes.

楽ちん、その後のはなし

今週のお題「今の仕事を選んだ理由」

 それでしたらこういったお仕事はどうですか、と派遣会社のひとに求人票を渡された。2回説明してもらっても仕事内容を完全に理解できなかったけれど、電話対応もしなくていいし、指が不調でも大丈夫そうだし、なんとなくよさそうだとおもった。

 就職活動をしていたころ、飲み会でおなじゼミのおとこのこが「この学科で作家になるって言って作家になったひとがまだいないからぼくは作家になる」と言った。格好良いこと言うやんとちょっとだけ感動した。彼の発言は「だからぼくは就職しない」につながるのでそこはちっとも尊敬できないのだけれど、それからは書きながら働ける仕事に就きたいとおもうようになった。

 ほかにも捨てられないことが多すぎて、新卒採用で就職はしなかった。女性でも長く働けますとか昇進とかにぴんとこなかったのもある。せめてバイトをしようとおもってタウンワークを見ていて、ふと、学生でないいまなら派遣登録制の週5の仕事でもできることに気づいて、派遣会社にむかったのだった。

 わりと居心地が良いので派遣期間が終わってからもその会社にとどまってパートをしている。言われてみればそれをつくる仕事ってあるはずよなあとおもうような仕事だ。学科の同期にはニッチな仕事やなと言われた。ネイルが綺麗な上司から発注のメールを転送してもらっては、ひたすらデータを入力して、検品する。営業や接客などとくらべたらとてもかんたんである。わたしのボールペン見ませんでした? 下に置いてきたとおもうんですけど。/あ、わたし持ってますよ。/なんでおまえが持ってんねん、泥棒か!/ちゃいますよ、ホニャララさんに誰のか聞こうとおもってたんですけど電話出てはって。/うん、わたし知らんで。/やし、ひきだしに入れてました。/やっぱり泥棒やないか! なんて窓口のひとたちの会話で笑いそうになる。

 ところで、書くほうはあまりすすんでいない。4月は時間を決めて書いていたのだけれど、働くことでこころが楽ちんになったのにかまけてすっかりさぼってしまっている。そういえば、会社でつかっているノートにも気をひきしめろと書いたばかりだった。

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