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わらびの日誌

please forget me not, but I'll forget you. so it goes.

ラスクとケーキのあいだ

今週のお題「朝ごはん」

 テレビ番組でなぜ関西には8枚切りの食パンがないのかというのをやっていて、8枚切りの食パンのことを「ラスク食べたらいいですやん」と芸人さんが言っているのを見てついうれしくなってしまった。家のたこ焼き器に埃がかぶっているくせに、こういうときだけ都合よく関西人になってしまう。しかも、関西は関西でもずっと住んでいる京都ではなくて、両親の故郷である大阪のほうのひとのふりをする。名前が関東っぽくってからかわれることが多かったから、その反動で「わたし関西人(大阪寄り)ですねん!」と主張したくなるのかもしれない(それにしても吉本新喜劇の「わたし人間ですねん」でおなじみの酒井藍ちゃんってなんであんなにかわいいんでしょうか)。

 関西に8枚切りの食パンがない、というより5枚切りか6枚切りの食パンが多いのは、関西が商人の町だからだと番組でいっていた。手軽におなかいっぱい食べようとおもうと、厚めに切った食パンがちょうどいいらしい。たしかに母方の実家は、いまはやっていないのだけれど商店街のなかにある手芸屋さんで、母はまさに商人の家の娘だったし、朝食もごはんではなくパンだった。

 そんなわけで我が家の朝食といえば、5枚切りの食パンを焼いて、ソーセージをはさんだりメープルシロップをかけたものだったのだけれど、さいきんはそれぞれ違うものを食べるようになった。兄はごはんやカップ麺、父はヨーグルトや夕食の残り、わたしは食パンに限らずなにかしらパンか大豆のグラノーラを食べている。母は朝はやいひとで、わたしが起きたときにはもう家にいないのでなにを食べているのか知らない。全員働いている身だし、なにを食べても勝手とはいえ、この家には協調性というものがない。朝食だけでなくシャンプーもみんなばらばらのものをつかっているくらい、ひとつ屋根の下の他人という考えが強い家なのだった。だからこそ、父がリストラされるかもしれないという局面でも、それぞれすきなように生きればいいよねなんておもって、とくにうろたえることなく、父も職を失うことなく、いままで過ごしてきたのだけれど。

 番組のコーナーのおわりのほうで、3枚切りの食パンというのをやっていた。ここまできたらケーキですやん、とおもう。そういえば、ファミリーレストランなんかのメニューにある食パンまるごと1斤にアイスがのっているデザートらしきものが気になっているのだけれど、まだ食べたことがない。

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