わらびの日誌

please forget me not, but I'll forget you. so it goes.

黄緑の星

今週のお題「お気に入りのスニーカー」

 進研ゼミは4月号が箱に入って送られてくるのがすきで、ピアノのレッスンは『ぴあのどりーむ』という本を1巻ずつ進めていくのがすきだった。24歳にもなってしまうともう変わりようのないことばかりで飽き飽きしてしまうこともあるのだけれど、子どものころは身長がのびるだけでも変化だったし、学年があがるとあたらしい1年間がはじまるから、それだけで日常が新鮮なものになってわくわくすることができた。服もそのときのジャストサイズだけでなく未来のじぶんのためにひとまわり大きい服を買ったりするのが、ほんのすこしではあるのだけれどおとなになっていくのだなとおもえてうれしかった。

 両親が小柄なのもあって身長はあまり伸びないだろうなという覚悟はしていたのだけれど、背丈よりもずいぶん先に足の成長がとまった。母がわたしの成長を見越して買っていた23センチの、白色でピンクと紫の2色の靴紐がついた厚底のスニーカーがいつまでたってもちょうどよくならなかったのだった。そのころからいまにいたるまで、わたしの足は22.5センチのままだ。靴のはなしをするたびに22.5センチは靴選びがたいへんだといったことを言ってしまうのだけれど、たった0.5センチ違うだけでMサイズの靴がぶかぶかで履けないし、洋服屋さんに売っているかわいい靴はたいていMサイズとLサイズしかなくって悔しくなるから視界に入れないようにしている。そのうえ、ことしの初売りでショートブーツを2000円で買ってしまったせいで、3000円くらいの靴ですら高くおもえてしまってなかなかあたらしい靴を買えないでいる(いままで人混みや争奪戦が苦手で初売りって行ったことがなかったのだけれど、その後の生活にもかかわるとてもおそろしいものなのだと知りました)。

 春になればショートブーツは履けないから、ショッピングモールに行くときにはなるべく靴屋さんに行くようにしている。きょねんの春先に買ったパンプスはもうぼろぼろになってきていた。会社の健康診断で運動不足だといわれて、運動できる靴を買えばちょっとは歩いたり走ったりする気になるだろうかなんておもってそういうコーナーにも行ってみたりする。運動靴がパンプスやブーティよりも価格が高いと気づいたのはついさいきんのことだ。コンバースなんかはいろいろな色や柄があってかわいいけれど、わたしにとってはかなり高い部類で購入する勇気がでない。一度だけ、母がコンバースのスニーカーを買ってくれたことがある。どうせ足おっきくならへんねんから1足くらいええやろといって、高校の入学祝いに買ってくれたのだった。じぶんで選んだのか、母が選んだのかは忘れてしまったけれど、白地に黄緑色の星がついているデザインだった。サイズのあう靴・どうせ履きつぶすから安い靴というのが前提で、お洒落にもさして興味がなくって、うれしいという感情がおこるまえに、どうしてこのようなちょっとお高い靴を買ってくれたのだろうとふしぎにおもったのを覚えている。はじめて履いたコンバースのスニーカーはちょっと重たくて、靴底も平べったくて変な感じがした。

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