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わらびの日誌

please forget me not, but I'll forget you. so it goes.

短歌のまとめのまとめ(2017.4.1~2017.4.30)

短歌をはじめて4か月、こんどはビールを1杯飲みました。

それから餃子のたれを手のひらにいっぱいこぼしました。

4月からは1日1首つくることにしていて、蕨という名前で毎日うたの日に参加しています。(ひらがなのわらびさんは別のかたです。)

 

うたの日で成績がよかった短歌TOP5(1位が同率のため計6首)
  1. 南方の地より渡つてきたらしいツバメが此処を夏と名付ける(♡6♪5「渡」首席)
  2. 奪つてもいいかくちびるこの甘き仏の座吸ふ君の春ごと(♡6♪5「仏」)
  3. 買ひ置きの小説のやうに読まぬまま愛してしまふ恋人はゐて(♡5♪4「積ん読」首席)
  4. この雨は酷いのだらうブラウスの透けてゐてまだ君を知れない(♡4♪9「酷」首席)
  5. 放つてはおけないのですだつて君、なんでもかんでも星座にしちやふ(♡4♪7「放」)
  6. 雨の日の寝癖のやうな襟をしてそろそろ君を知つてもいいか(♡3♪9「襟」)

※補足…「放つては」の短歌は提出時に旧仮名遣いを間違えていたので訂正して掲載しています。

 

上記以外でお気に入りの短歌TOP7
  1. 百分の一のわたしが此処にゐて新宿アルタは平熱の昼
  2. 触れあへる距離の二人で生きてゆかう支えなくとも薺(なづな)は咲けり
  3. 雨として或いは花の雨として春の部品が降り注ぐ道
  4. あぢさゐを植ゑたる校舎裏で待つ俺とおまへと何処までが花
  5. 糞便は煮立つピアノの狂ほしくセブンスセンスで戀に落ちさう
  6. さうやつてあなたはいつも瘡蓋を剥ぐやうにして避妊具を取る
  7. 留守電に残りし声がいつまでもホツキヨクセイヲイダケと告げり

 

考察
  • 3月の春しばりのときに体言止めが多い気がしたので避けるようにしている。長文のときは体言止めアレルギーなのでめったにやらないのだけれど、体言止めってそれだけで結句がしまる感じがあって便利なのだなあとおもう。
  • 体言止めをやめてみると、今度は古語の助動詞「たり」と「り」を使うことが増えた。
  • じぶんの短歌に書かれたわけではないのだけれど、「旧仮名遣いはあざといから好きではない」という評を見てしまってからもやもやしてしまって、怒り狂っていて、わたしが旧仮名遣いをつかう理由ってなんなのだろうと考えていた。はじめてつかったとき(わたしたち群れを離れた鳩のやうにゆつくり歩いて生きてゆかうね)はゆっくりさを表すために字余りと併用していたのだけれど、いまは旧仮名遣いのほうがつくりやすいからという理由に変わっている。たぶん、わたしの考えるスピードであったり考えていることであったりが、旧仮名遣いのスピード感や空気に合っているからなのだとおもう。同時に、口語だったらあざとくないのかともおもうし、じぶんがたのしいとおもう手法をつかってなにがわるいともおもうし、現代で旧仮名遣いを堂々とつかえるのは短歌と俳句くらい(詩もつかうのかしら?)だからここぞとばかりにつかっていきたいともおもう。
  • だからなのかどんどん口語でつくれなくなってきている。短歌になるまえにことばが死んでいく感じがする。
  • 河野裕子さん・永田和宏さんの『たとへば君 四十年の恋歌』を読んだ。河野裕子さんの短歌とエッセイすきだなあとおもう。そして『メビウスの地平』の永田さんの短歌はめちゃくちゃかわいい。
  • さいきん「詠題がむずかしい、はげる」と言いすぎてほんとうに髪の毛がごっそり抜けるんでないかと心配になってきている。

 

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