2016.4.2 こんな冷たい日の夜には
眠れなさを文章にあてつけるのってはじめてかもしれへん。基本的には忘れたくないことが山ほどあって、たとえば恋人がすきでたまらん日とか、夕空が絵になりすぎててこわいくらい美しかったとか、あのひとが死んだっていうニュースとか、ずっと覚えてたいとおもうんです。けど、強烈なおもいでではないからこころにとめておくのって難しくって、気づいたときには忘れたくないとおもったことすら忘れてます。そういうもんや、So it goesやで、そして過ぎていくんやでっていいきかせな無性に悲しくなるからそうしてるんやけど、忘れたいことをおもいだしてしまったときはなぜかうまくいかんのです。深夜の空気の冷たさなんて記憶の外に出ていってくれたらええのにっておもってもうまくいかんくって、べつにせやから困り果ててるってわけではないけどどうしたもんかなあとおもうことがあります。こういうことこそじぶんのなかにためこんでたほうがいいって方針で生きてるのやけど(芸術はゲロやから)、きょうはなんだかそういう気分になれへんのでした。まあえっか。「愛に似てる」ってなんのカップリングやったかなあっておもいつつ、とりあえず目をとじることにします。手をつなぐのもあやうい。