わらびの日誌

Please forget me not, but I'll forget you. So it goes.

思わずくしゃみをした

朝の空気が冷たくなってきた。King Gnuの「小さな惑星」のサビがあたまのなかをくるくるとまわっている。あんな感触をわたしは知っているけれど、さまざまなひとを傷つけたり、じぶんのことばかり優先してきた人生やったんとちゃうのとおもいこもうとしたりしているうちに、こころが霜に覆われていくような感じでだんだんと身動きがとれなくなってくる。信じていたものが傍からふっと消えてしまうとことばははりぼてになって、本来見せるべきではない演劇の舞台セットの裏がわが晒されているような恥ずかしさと不安に襲われる。そんな夏の終わりだった。

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ふらりと戻ってきました。おひさしぶりです。クローズしてからもはてなブログにさわることは何度もあったのですが、今週のお題で毎週書いていたころから4年しか経っておらずびっくりしています。あれから変わったことといえば、新しい筆名に慣れたこと、恋人と表記していたひとが夫になったこと、勤めていた会社を辞めて転職し、転職先も退職したこと、結社の定例句会に参加するようになったこと、個人での創作活動に積極的になったこと、NUT's編集部を解散したことでしょうか。いま、人生ではじめてなのではないかとおもうくらいに小説が書けない日々を、それはもうしつこいほどに重ねていて、でも、じぶんの未来がまるでみえないなかでも書くことはやめないのではないかとおもえるのは、場所やかたちを変えて書きつづけてきた過去のわたしがいるからなのかなという気がします。

別のブログの記事やnoteで書いていた日記をこちらにお引っ越しさせつつ、またなにか書けたらよいなあとおもっています。ゆるゆると・気まぐれに、どうぞよろしくお願いいたします。

 

夏迫杏 拝(旧名:芳原わらび)

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